2017.11.13

 

新宿には、江戸時代からの伝統を受け継ぐ、江戸小紋、江戸更紗、東京手描き友禅などの工房がたくさんあります。

「染めのまち」として知られる、下落合周辺の工房めぐり。

 

今年も、秋晴れの下、生徒さんたちと出掛けてきました。

 

最初におじゃまさせていただいたのは・・・

「ふじや染工房」さん。

 

こちらでは、伸子張りをして、地入れ体験をさせていただきました。

 

伸子張り(しんしばり)とは・・・

細い竹の棒の両端に、ステンレス針を埋め込んだもので、生地の両耳に針を刺し、竹の弾力で、生地に張りを持たせます。

 

なぜ、床は土でできているのですか?

置いてある、ストーブは何のため?

みんなの質問に、3代目社長が、ていねいに答えてくれました。

 

地入れとは・・・・

 

布海苔を水でうすめたものを、生地に刷毛で染めること。

布海苔を均一に染めるのが、難しい・・・・

 

でも、染色した時に、色がきれいに出るようにする、大切な工程のひとつです。

 

ふじや工房さんでは、地入れ後、染色をし、蒸して色を定着させるまでの工程をされています。

 

きれいなきものの柄が出来るまでには、職人さんたちの地道な作業があることを実感できた、貴重な体験でしたね。

 

つづきは、明日また、掲載させていただきます。