2017.08.06

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「きものってアイロンがけしていいの?」

 

「アイロンのかけ方ってどうするの?」

 

「スチームを使用していいの?」

 

きものにしわが出来てしまった時、悩みますよね!

 

正絹(絹100%)の着物は、当て布をして、必ずドライアイロンをかける

 

と、着付け教室で習ったけど・・・

 

当て布なんかしないで、スチームアイロンをかけて大丈夫だよ・・・

 

と、30年以上、着物を着るたびにアイロンをかけている知人は断言。

 

でも、当て布をしない勇気がない私は、当て布をしてスチームアイロンをかけているんだけど~

 

どうすればいいの?

ということで、アイロンがけのプロの技を拝見!

 

下落合にある「高橋染洗店」の、高橋信一郎さんにアイロンかけのコツを教えていただきました

 

先ずアイロンをかけてはいけないところ(縫い目をつぶさないため)

 

・袖と見頃の肩山

 

・裾

 

・衿のボタン部分

 

かける順番は(全体をかける場合)

 

①衿

 

②袖

 

③身頃

 

そして、大切なことは、裏からかけること!

 

当て布はしなくてよい。

 

スチームアイロンで、アイロンを浮かし気味に、ソフトタッチにササッとかける(ここが大切)

 

 

飛びしぼの帯揚は、絞り部分は避けて、着物と同じ要領で・・・

 

高橋さんの実演を拝見すると、とっても簡単そう・・・に見えたので・・・

 

自宅に戻って、失敗してもいい着物で練習してみました~

 

しわの部分にササッと、浮かし気味にスチームアイロン。

 

きれいになったので、何度か練習して本番にのぞみます。

 

超ベテランの高橋さんですが、跡継ぎがおらず、高橋さんの代でお店はなくなるそうです。

 

ザンネンですねえ~

 

色々な着物の、しみ抜きや染替え、洗い張りなどのお話。

 

そして、ひいおじいさんは、役者狂いで店をつぶした話などなど・・・

 

きもの文化を、長年、陰で支えてこられた職人さんのすばらしい技を見せていただき、お話を伺うことが出来、貴重な時間でした。