2018.08.16

 

 

少し前ですが、実家の母とランチをしたレストランの、お手洗いの壁面に、私の大好きな日本の文様が飾られていました。

何と、瓦で出来ています!

 

麻の葉

 

六角形の幾何学文様で平安時代から仏像の装飾などに使われ、麻の葉に似ている事から、麻の葉(あさのは)柄と呼ばれています。

麻の葉は4ヶ月で4mにもなるほど成長が早く、真っ直ぐにグングン成長して行くのです。

 

麻の葉柄には、子供の健やかな成長の願いが込められていますね。

 

魔除けの意味もあり、昔から産着の柄や、子供の着物などによく使われました。

 

七宝

 

仏教用語で「金、銀、水晶、瑠璃(るり)、瑪瑙(めのう)、珊瑚(さんご)、しゃこ」の七つの宝を指します。


輪を、上下左右に規則正しく連続させたものが「七宝つなぎ」と呼ばれます。

円(輪)は和につながり、人と人との和の大切さを表しています。

 

誰でも自分には父と母があります。

その父と母にもそれぞれに父と母があります。

また、その父とは母にもそれぞれに父と母があります。

さらに・・・というように、今ある自分は、決して一人で存在するのではなく、連綿とつながっている存在だということを意味しています。

「しっぽう」と呼ばれるようになったのは、

この文様が四方にどちらにも伸びていることから、四方がなまって「しっぽう」と呼ばれるようになったと言われています。

限りなく伸びることから子孫繁栄の意味もあります。

 

日本の文様には、大切な意味が、たくさん含まれていますね。