2022.04.14

きものわくわく講座「上布」についての講義でした。

 

宮古上布、越後上布、近江上布、能登上布がよく知られています。

 

中でも、近江上布に興味があります~と、Aさん。

 

江戸時代、麻布は、上布、中布、下布などの呼称があり、糸の細い上等なのを、上布と呼んでいました。

 

徳川幕府に献上、上納された布、という説もありますね。

 

 

 

 

 

糸の細さによる、軽くて、透けるように薄い、越後上布。

 

 

 

 

格子絣に蝶々紋様の、上品な近江上布

 

 

 

 

細かな蚊絣(かがすり)紋様が美しい、能登上布。

 

産地によって、それぞれの特徴がありますねえ~

 

実際に、布を手に取って、質感の違いも感じていただきました。

 

 

 

 

 

 

抹茶色の色無地に、黒地の帯を合わせて、きりりとした装いの、Aさん。

 

 

 

 

 

 

帯揚げ、帯締めに春色を上手に使って、春の装いですねえ~

 

地模様に、立涌文様、竹紋様、雲文様が、くっきりと浮かび上がった色無地。

 

でも、とっても軽い生地感です。

 

ご親族から譲られた、50年以上前の着物だそう・・・

 

素晴らしいです~